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「祐希ちゃんと祐くんを一緒にしないで下さーいっ!全然違うんだから!」 べーっと舌を出して祐希の後ろに回った。 その態度が気に入らないのか、舌打ちをした。 「いっつも祐希祐希って‥。最後ぐらいいいじゃないかよ。」 「え?」 今、なんか言った気がするんだけど‥。 でも祐くんはそれ以上は何も言ってくれない。 聞き返そうとすると、祐くんは踵を返してしまう。 「…もういい、俺は帰るから。」 そういって僕たちから離れて帰っていく。 「あっ…ちょっと、祐!待ってよ!‥ごめん、僕も帰るからまた今度遊ぼ?」 「え?祐希ちゃん?」 「じゃーねっ!……祐っ、待って!」 引き止める隙もないほどに祐くんを追って行ってしまう祐希ちゃん。 真っ白な公園の中に僕だけが取り残されてしまった。 さすがに1人で遊ぼうとは思わない。 僕ははあ‥とため息をついて二人の後を追うように帰路を歩いた。
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