遺言～あなたに出会えて～

死にたい

　
「こっちこないでよぉー」

「ばい菌がうつるぞー」

「目があったら病気になるぞ」

こんなことを言われ続けていた、小学校から中学校までの毎日。

私は毎日に絶望していた。

イジメ。

いじめなんて、珍しくもないし、誰もが、被害者か加害者のどちらかになった経験があるだろう。

どっかの専門家は

「イジメられた側にも原因がある」

と言っていたけれども。

子供の世界には、本当にどうでもいいことでイジメの標的が出来上がり、陰湿なことをされたりする。

年間どれだけの子供がイジメで亡くなっているのだろうか。

イジメはきっと、ずっと無くならない。

そして世界が平和になることもないだろう。

女に生まれてしまったら、尚更イジメと言う名のものに縁があるだろう。

嫉妬心・執着心・疑念

言葉のイジメだけではなく、暴力や物を盗まれたりすることもある。

そんな小学校・中学校時代を過ごした私は、気づけば死を望んでいた。