知っていたよ

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中にはこの辺りで有名なケーキやさんの箱と…写真集にりぼんが付けられていた ケーキの箱を出すと…小さなケーキにHappyBirthdayとプレートが付いていた 写真集は、空の写真… 素敵な写真集… 「ありがとう…」何が何だか分からずにいた… シンジは心配そうに顔を見つめながら… 「気に入ってくれたかな?」と声をかけてきた… 私は、慌てて返事をした… 「ありがとう♪めちゃくちゃ嬉しいよ♪ケーキも、写真集も最高だよ♪」と、満面の笑みで答えた。 シンジは、ホッとしように笑顔に戻った… 「でも、どうして私の誕生日知ってたの?」と、聞くと… 「その質問待ってた♪ 長くなるけど聞いてくれるかな?」と、シンジは言って私の顔を見つめた… 「うん」何だろ? 「りな…去年の誕生日にブログ初めたでしょ…その日のブログ覚えてる?」 「そうだ、今日は私の誕生日って書いてた…」 「そう、1年前の今日…僕はりなを見つけたんだ…」 「自分の誕生日…一人寂しくブログ読み漁ってた僕はりなのブログを偶然開いた… 綺麗な青空の写真と… 文章…に惹かれた… そして、同じ誕生日に運命を感じたんだ… 笑っちゃうだろう?」 「あの、ブログ…」 「そして、僕は毎日ブログをチェックした…そして、どんどん好きなっていった…」 「そして…りなに気が付いて欲しくて…毎日足跡を付けたり…コメントを残した…」あっ…確かに有ったかも… 「だけど、りな…全然気が付いてくれなくて…それでも、ずっと見ていた…返事が無くてもコメント書いて…」 「ごめんなさい…私、ブログ書いてる方にブログのコメントで返事してたから…ブログ、書いてない人に返事してなかった…ごめんなさい」気が付かなかった… 「そして…今年の元旦、彼氏作る宣言に焦った…誰かに、りなを取られてしまう…って、勝手に必死になってさ…」 知らなかった… 「そして、りなが僕に気が付いてくれた…凄く嬉しくて…嬉しくて…でも、あんなに焦らされたから…」 「ちょっと、意地悪したくなって…気が付かないふりしてた…毎日、僕へのラブレターに毎日ニヤケちゃってさ…家族に気持ち悪がられたよ…職場でもバカにされるし…」何…気が付いてたの? 「気が付いてたの?私…馬鹿みたい…ヒドイ…」 「ごめん…だから、謝りたい事有るって言ったじゃん」 「許してあげる♪てか、別に怒ってないよ♪」 「ありがとう」
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