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とても暖かい…… 目を開けると私は布団の中にいた。 布団がフカフカでとても気持ちがいい。 …… …………え!? 「……どこ!?」 ガバッと起き上がり辺りを見渡す。 白と黒を基調としたシンプルな部屋が視界に飛び込んできた。 「俺の家ですけど」 入口には先程の男性が立っていた。 「え?なんで、私、えぇー!?」 知らない人の家のベットになんで私寝てるの? 「いや、あんた俺の目の前で意識飛ばしたから。あんたの家わからないし、救急車呼ぶまでの事でもなさそうだからうち連れてきただけ」 「そっ、それは大変失礼しました」 勢いよく頭を下げると、頭の中がクラクラとした。 「あんた、ちゃんと寝てる?」 「へ?」 この人は一体、何?
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