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TRILLION。自らを星の意思と呼ぶこの生命体がいつ生まれたのかは定かではないが、世界がその存在を知った日は明確に記されている。
何故ならその日は、NSR発足後初めて彼等が敗北した日だからである。
ある日、NSR管理下にある空中都市エルジアを国籍不明の勢力が襲った。
常識では考えられない速度と物理法則を丸っきり無視した動きをもって攻撃してくる"生身の人間"にNSR 軍はなす術もなく壊滅。
その後、トリリオンと名乗る者から「我々は世界の均衡を保つ為にNSRに敵対する。但し我々は無益な戦いを望まない。おとなしく新世界の半分を譲渡すればこれ以上誰も殺さない。」という旨の声明が発表された。
その後エルジアは独立都市国家となったがNSRがあの声明をのむ訳もなく世界は再び戦乱の世となるのだった。
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