序章

12/33
前へ
/33ページ
次へ
リムジン車に乗ってから15分程経過し、綾が連れて来られたのは辺りに人一人いない古びた廃工場。 薄暗くなった空とマッチしてかなり不気味な感じになっている。 中に入るとその中央には最新の巨大なファイティングテーブルが用意されていた。 「ここがお前の死に場所だ。さぁ、早く準備するんだな」 言われた通り綾はデッキからファーストヴァンガードを取り出し、ヴァンガードサークルにセットする。 「言っとくが今更謝っても後悔しても遅い。恨むなら馬鹿すぎる自分を恨むんだなぁ!」 「謝らないし後悔もしてないから大丈夫ですよ」 「一々釈に触る奴だなぁ!お前…恵比須グループに歯向かった奴が今までどんな末路を向かったか知ってるか」 「…」 「知る訳ないよなぁ!知ってたらこんなこと出来ないもんなぁ!?いいか?恵比須グループに逆らった奴h「黙れ」…あぁ?」
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15人が本棚に入れています
本棚に追加