起床

2/4
前へ
/510ページ
次へ
「…起きなさい」 ……む、うん… 「…起きなさい、さあ」 ……あと、三行だけ… 「何を言っておるのだ…早く起きぬか!!」 「うひょええ!!」 「ようやく起きたか…気分はどうだ青年」 最悪の目覚めだよ、まったく… 「そうか、それは何よりだ」 何故か、絶対に起きなければならない気がしたので、飛び起きてはみたが、なんだ… 「ナニコレ…しっろ…」 唖然としつつ、白いって言いにくいね。 どう伝えたらいいんだろうこの驚きの白さ… もう漂白剤とかそんなチャチなもんじゃねぇ…もっとお白しいものの片鱗を……… あんまり白いんで、意味分からん事を考えてしまった… お白しいってどんな状況だろうね。 あまりの白さに恐怖しちゃうのかね。 あ…それ今だ。 うわ、お白しい…
/510ページ

最初のコメントを投稿しよう!

14713人が本棚に入れています
本棚に追加