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「ほんっとお前は、毎回毎回俺の想像を絶する奇行をやらかしてくれるな……」
ぐるりと命を取り囲む人数は計七名。
栞のみならず早雪までもが、今回の突然の行動に殺到したところだ。
が、当の尊はむしろいい事をしたとでも言いたそうな顔でレザーのチェアに体育座りをしている。
ちなみに尊が食べていたカップラーメンは没収され、今は愛凛がちゅるちゅると美味しそうに食べている。
「まずなんだよあの文体！なんのビジネス文書だ！」
「だって、お伺いするのにどこの雑誌の文字だかわかんないようなヤツじゃ失礼じゃない？
征士もクライアントにメールぐらい送るっしょ？」
「つーかさ、なんでいまどき予告状とか送ろうと思うわけ？目立ってしょうがねぇじゃんよ」
「なーに言ってんのハル！こないだ「もっと派手にやりたい」って言ったじゃない」
「それにしたって、これはあまりにも時代錯誤じゃ……」
「やだなぁしーちゃんまで何言ってんの！？ルパンもキャッツアイもモロ俺らの世代よ？ロマンじゃないこういうの！」
「自分何もせんからええけどな、こっちは毎回相当骨おってんねんで？それを今日の今日て！」
「そうよ！実際動く私達が、あんなだっさい予告状出したと思われるのよ！？勘弁してよ！」
「そりゃもう、」
「……全責任は社長サンが負って、お詫びに再来週のスッチーとの合コン、全員参加で奢りますってさ」
「マジで！？」
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