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「秘書たるもの、社長のプライベートの予定もきちんと把握しておくのが常識ってもんだろ?
さ、そんじゃうちのプレジデントの素敵なご褒美もあることだし。悪いけど突貫でがんばってもらっていいか?」
「おうっ!」
「おー!」
「ま、仕方ねぇな!」
「うん、頑張ろ!」
「楽し、頑張りましょうね!」
「よっしゃあやったんでぇ!!」
「うんうん、がんばれぇ皆ー!」
「ちょ、しぃちゃん今楽しみって言い掛けたよね!?ねぇなんで急に従順なの!?」
先ほどまでの反抗、反論はどこへやら。
真騎、陽、詩葉はまだわかるとして、征士と結城、栞さえも早雪に促されるまま嬉々として別室へ移動していく。
妙な団結を産み出した七人をなすすべもなく見送って、尊は一人残された社長席にどっかりと腰を下ろし、改めて頭を抱えた。
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