白羽との対峙

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ゴキっと音がした。 痛みはない、だが体は動かない。 ゆっくりと持ち上げられた体には力が入らない なぜ?と 目を動かすと手がひしゃげていた。 足も体もぐにゃりと曲がっていた。 なにが起こった?サスケは無事なのか? 暗い目の前が暗いよ 死ぬのかな?俺 死ぬのか? 死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ……………………… 死にたくない死にたくない死にたくない! いやだいやだいやだ!!!!!!! 「サスケぇ…………直樹君が……」 「大丈夫だ、必ず助ける」 「………………直樹君?」 頭に血が集中している 動かない手に力が入る。 こいつの顔に目がけて爪で切り裂く 「あああぁぁぁぁうああああぁぁぁぁああ!!!!!!!」 バキッグシャッ 嫌な音と爪に生暖かいものが食い込む 「ふひひひひははははははは!!!!!!!!!!!」 頭が狂ったかのように楽しかった。 狂気に体を貪られた気がした。 頭が妙に冴えてるのに意識とは逆に体は正反対のことをしている。 久々に感じたこの感じ 野獣化だ
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