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はじまり
俺は只普通の男子高校生
2年のHいつも通り登校中
今日は4年に1度の2月29日
いつも通り最寄り駅からたった1駅分歩くのがだるいため電車で行っていた
いつもの癖で両手で吊り革にぶらさがっていた。その時いきなり前の女子が振り向いて
「この人痴漢しました」
「いやいや、そこまでうえてねぇよ」
「私に両手でさわってきました」
「いや俺の両手どっちも吊り革だし」
そういってもその女は無茶苦茶なことを言う。次の駅で降ろされ駅員室に連れて行かれた。
どこかで聞いた話だが痴漢というのは簡単だかその誤解を解くのはかなりめんどくさいらしいし他の人の証言を聞くにも通勤ラッシュや俺みたいに登校するやつは忙しい。こんなんに付き合ってる暇はない。
「こいつはそんなことしません」
「K!」
入ってきたのはクラスメイトのKだった。ちょっと心のなかで
「ヒマなんだなこいつ」と思った。Kは駅員と一緒に駅員室に入っていくおれをみていたようだ
おれは心配になって来てくれたんだと思った
<Kの心>
なんかおもしいことになりそうだな(笑)
そしてKは口を開いた
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