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「ね‥ねぇ、映子」
私は、このモヤモヤした気持ちを少しはスッキリしたくて映子に聞いてみる事にした
『なぁーに?』
キョトンとした顔で、映子は私を見てきた
「‥‥なんで今日いつメンと会うとか、今てっちゃんと一緒にいるとか、私に教えてくれなかった‥の?」
それを聞いた映子は、『そんな事~?』と笑いながら
『それはー、ねぇーえ?哲也さんっ』
と、クスクスッ笑い、てっちゃんの耳に顔を近付け‥私に向き直る
そして、私を見て一言
『モモをビックリさせたかったから』
「‥‥‥‥。」
それは、初めに聞いたよ...!
と心の中でツッコミ入れてみるが‥
『哲也さんって、ほんと優しいよねっ』
と言う映子の顔が、なんだか恋してる女の顔に見えた
「あ‥あのさっ映‥「あ!剛くんと実加ちゃん、発見」」
映子に言おうとした言葉が、てっちゃんの一言にカキケサレテシマッタ‥。
その二人の横に車を止めると、てっちゃんの車に気付いた二人が近寄ってくる。
剛と実加も、私と映子の同級生で仲の良い友達、いつメンのメンバーだ。
二人が来ると、自然とみんな会話が盛り上がる。私も笑顔を作るけど‥ちゃんと笑えてるかな‥?
てっちゃんと一緒に居るのに、こんなに居心地が悪くて、泣きたい気分になるなんて初めてだ‥
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