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剛と実加が乗り込むと、車は近くのコンビニへ移動した
駐車場に車を止めると、剛は外に出て携帯を取り出し誰かと喋っている
てっちゃんが「コーヒー買ってくる」と車を降りたから、私も行こうとドアに手を掛けると
『あーっ、待ってぇ!哲也さーん、映子も行くぅ~』
と言い、映子は車から飛び降りてっちゃんの傍に駆け寄り、てっちゃんの腕をとり店内へと入って行った。
その光景と、私の顔を見て、実加が口を開く
「ねぇ、モモ。映子と喧嘩でもしたの?それとも‥哲也さんと何かあった?」
「‥‥‥‥。」
私は、涙を堪えるので精一杯で首を横に振るだけだった
楽しそうに店内を歩き回る、てっちゃんと映子は、誰から見ても付き合ってる様に見える。
「なんなの?あの二人‥モモも哲也さんは私のなんだから、映子、離れてよ!くらい言わなきゃ!」
実加‥
実加の言葉に、堪えていた涙がポロッと零れてしまった
「私‥」
「うん。どうした?言ってみ?」
「‥‥何が‥どうなってるのか‥判らないの。何も聞いてないし、‥二人で会うって思ってたのに‥映子がいて‥ふ‥二人‥仲良くて‥」
混乱してる思考回路の中、必死に言いたいことを実加に伝えようと口に出してみるけど、うまく伝えられなくて‥
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