とある二人

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「遅くなってごめんっ」 そう言い 車の中を覗くと‥ 『モモー!超久しぶりぃ~』 とてっちゃんを見る前に 後部座席からヒョコっと見覚えのある女の顔が顔を出す‥ ?? なんで?なんで、私の友達。浜野映子が、車に乗ってるの? てっちゃんと繋がりないはずなのに‥なんで?なんで一緒に居るの? 驚いたまま 私が固まっていると 『へへ、ビックリしたぁ~?』 「び‥ビックリしたもなにも‥‥なんで?」 『ふふっ、哲也さんからモモに会うって聞いたから、アタシも着いてきちゃったぁ』 「‥‥そか。」 チラッとてっちゃんを見ると、私の顔をジッと見つめていた、てっちゃんと―‥目があった 「モーモ、久しぶり」 「あ‥‥うん。」 久しぶりに見るてっちゃんの笑顔に、ドキドキした気持ちより、このモヤモヤした気持ちの方が勝って、パッと目を反らし俯く私‥ あ‥‥ 今、やな態度じゃなかったかな?私‥。 そう思い、心配になっても目を合わせられないでいる私に 「寒いから、早く車に乗りな」 てっちゃん‥それだけ? 全然、説明不足だよ 私の頭の中では、 いつの間に、映子とメアド交換してたの? いつから連絡取り合ってるの? まさか映子の事‥ なんて‥最悪な事ばかり考えてるんだよ?ねぇ、てっちゃん。 さっきまで、てっちゃんにやっと会えると思って、めちゃめちゃ嬉しくて、ドキドキしまくってたり、‥緊張しすぎてテンパってた、自分が一瞬で消えた。 ・
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