6人が本棚に入れています
本棚に追加
/69ページ
「遅くなってごめんっ」
そう言い
車の中を覗くと‥
『モモー!超久しぶりぃ~』
とてっちゃんを見る前に
後部座席からヒョコっと見覚えのある女の顔が顔を出す‥
??
なんで?なんで、私の友達。浜野映子が、車に乗ってるの?
てっちゃんと繋がりないはずなのに‥なんで?なんで一緒に居るの?
驚いたまま
私が固まっていると
『へへ、ビックリしたぁ~?』
「び‥ビックリしたもなにも‥‥なんで?」
『ふふっ、哲也さんからモモに会うって聞いたから、アタシも着いてきちゃったぁ』
「‥‥そか。」
チラッとてっちゃんを見ると、私の顔をジッと見つめていた、てっちゃんと―‥目があった
「モーモ、久しぶり」
「あ‥‥うん。」
久しぶりに見るてっちゃんの笑顔に、ドキドキした気持ちより、このモヤモヤした気持ちの方が勝って、パッと目を反らし俯く私‥
あ‥‥
今、やな態度じゃなかったかな?私‥。
そう思い、心配になっても目を合わせられないでいる私に
「寒いから、早く車に乗りな」
てっちゃん‥それだけ?
全然、説明不足だよ
私の頭の中では、
いつの間に、映子とメアド交換してたの?
いつから連絡取り合ってるの?
まさか映子の事‥
なんて‥最悪な事ばかり考えてるんだよ?ねぇ、てっちゃん。
さっきまで、てっちゃんにやっと会えると思って、めちゃめちゃ嬉しくて、ドキドキしまくってたり、‥緊張しすぎてテンパってた、自分が一瞬で消えた。
・
最初のコメントを投稿しよう!