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「んじゃ、学校行ってきます!!」
まだ時間があるのだが、おばちゃんの相手は3分で十分。
とりあえずその場から立ち去ることにする。
おばちゃんは名残惜しそうに俺に手を振って送り出した。
平坦な田んぼと竹薮しかない田舎道を全速力で走る。
通る道は同じような道ばかりで面白味も何もない。
容姿に関しては運のいい俺だけど、神様は生まれまで気にかけてくれなかったらしい。
こんなド田舎、しかも貧乏な家に産まれてしまうなんて。
俺には相応しくない。
常々、そう思っていた。
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