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「とにかく、俺達は“繋がって”るからどっちでも可能なんだ。行き来できる。人間が俺達の星にいくのはそう簡単にはいかないけどな…」
「だから“繋がって”るってなんな…」
「ただいま」
「!?」
新しい声に反射的に玄関に目を向ける。
よく知ってる声
お買い物にいった声
一時間くらいで帰るといった声
だけど多分まだ一時間もたってなくて
「マ…マママ…マ」
「間?」
「ママレード?」
二人のボケにすかさずつっこむ。
「違うっ…マ…マママ」
「ちょっとモカ。外になんか巨大スイカと巨大メロンがあるんだけど何~……て」
両手にスーパーの袋を持って居間へのドアを開けると目をぱちくりさせた。
「……どちらさま?」
どどどどうしよう!?
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