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俺は帰りたい余りに
とんでもないことを自分でいっているのに気がついた。
「あ……」
思わず声が漏れる。
そんな俺など置いてきぼりで愛美は一人頬を赤く染めている
愛美は頬を染めながら
俺を見つめて、言葉を発する。
「ふふっ、約束だからね!?もし嘘だったら…雄大君に襲われたっ!て噂流しちゃうからね!?」
いまでもクラスで死にそうな俺、を更に苦しめるようとする との死刑宣告を笑顔で言ってくる愛美……怖いです。
「分かった!明日の朝7時半に迎えにくるからなっ!そんじゃっ!」
俺はやっとの事で
帰路に付くことに成功した。
5分後我が家に到着!
日課を終えて風呂から上がったら、俺は吸い込まれるようにベッドに入り夢の世界に落ちた。
その日、俺は夢を見た。
「雄大っ!大変だ!」
「どうしたんだ?修哉」
「おまえの家が……燃えて……中にいた家族は……」
「嘘……だろ?」
ヤメロ…!ヤメロ…!
「やめてくれぇぇぇ!」
俺はその時目が覚めた、時刻は午前5時……体は汗でびっしょりしている。
「ハァハァ……夢…か」
俺は怖くて寝たくなかったが、睡魔に負けて呆気なく眠りに落ちていった。
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