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パパとママの居ない家に帰宅。
皆無言で、リビングのソファに座った。
お姉ちゃんが躊躇いがちに口を開く。
「なぁ…三咲、勇。パパとママは居なくなったけど、私達はまだ生きてる。天国のパパとママに笑われない様に、寧ろ誇って貰える様に頑張っていこう?」
お姉ちゃんの声は、優しくて心に沁みた。
同時に気付く、姉の気持。
お姉ちゃんが、一番泣き叫びたいのを必死にこらえていた事に。
私達の為に強くあろうとした事に。
その時に決めた。
お姉ちゃんだけに、負担はかけない。
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