強がりと涙~妹~

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私はバイトを学校を卒業するまで続け、姉にお金を渡し続けた。 気がつけば社会人になり、それなりに充実した日々を送っていた。勿論、姉にお金を渡す事も続けていた。 ある日、恋人である隆之さんに呼び出された。 会いに行って言われた言葉は、「結婚して欲しい」だった。 私は嬉しさと不安を抱えたまま、姉に報告した。 「お姉ちゃん、私…隆之さんにプロポーズされた……結婚して、いい?」 姉はかなり驚いた様子だった。
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