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しかしスパーダは冷静に続ける
「……それじゃ、あなたの名前は?」
いきなりの質問に少しびっくりする銀髪
「え?」
「自分の名前だよ?ここの医者は全員把握済みだから名前教えてよ」
「……!田島 悠人だ!」
「ふふっ残念!そんな人はいないよ」
「ばかな!だってそこに!……」
銀髪は民間人の集まっている場所を指差しハッとした顔をする
「そこに……なに?」
スパーダはそこを向き
……そして
「ふふっあれは仕掛け人だよ?見事に引っかかってくれたね」
スッゲェ笑顔で話しかける
「なっ!」
「銀髪!てめぇ!俺を騙してたのか!」
赤髪は激怒した
「くっ!お前たち!」
そう銀髪が言うと民間衆の中から
「はっ!」「はっ!」「ああ!?」
そう言い三人の男が出てきた
「一人人選ミスしてない?」
「バレたからには生きては帰さんぞ!」
銀髪が何か言っているが無視
「今思ったんやけどさ」
「なに?」
「テロって大人数がハイジャックとかしてビルに激突とかそんなんじゃないん?」
「…確かに言われてみればそうだね。ま、何にせよ劉滋はこの人たち抑えてて」
「どこ行くねん!」
「みんなを呼んでくるー」そう言い走り出す
「しゃあないな………あ?」
劉滋が振り返ると
「えーと…1、2、3………1人居らへん……」
1人消えていた
「フハハハ隊長は今ごろ外さ!」
あの銀髪の足の速さは新幹線並みだった
「へーまあ、ええわ。お前らにはここで倒れて貰うで?」
「ん?頭でも狂ったか?3対1でどうやっ…………」
カッシャン
何かを言おうとしたところで劉滋のフルパワーレバーが決まりしたっぱAは意識を手放した
そして手には手錠
「どうした!お…………い…………」
カッシャン
何やらしたっぱBがAに話しかけていたがお構いなし
もちろん手には手錠
「お前!何をし…………た………」
カッシャン
また何やら言おうとしていたが面倒なのでレバーを決め手錠を掛ける
「はい、一丁あがりっと」
パンパンと手をはたき周囲を見渡す
すると後ろから
「……悪い、俺が気づかなかったばっかりに」
赤髪である
「ん?ああツンツンは気にしなくていいよ」
「俺はツンツンじゃなくて赤哉!」
何がいけなかったのか分からないがツンツンこと赤哉はドナった
「できたら覚えとくわ」
「できなくても覚えろ!」
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