血塗られた本屋

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路地裏かと思ってた道の先には商店街があった。 どこの店も綺麗。 しかし、不自然な点が1つ。 人が居ない。 気味が悪くなってきた。 果穂「ねぇ、人が居ないなんて気味悪いよ…永海、帰ろう。」 永海「え~!?こんな綺麗で楽しそうなのに~??」 果穂「でもさ…」 永海「ん~まぁ今日は遅いから帰ろっか。ねぇ、じゃあさ土曜日一緒来ない!?」 果穂「う~ん…」 その時、私はふと本屋を見つけた。 一瞬で惹かれた。 綺麗な白の壁にシンプルな黒で“小さな森の本屋”と書いてあった。 店名が小さなというわりには大きい店。 私はあの本屋に行きたいと思った。だから、永海の誘いに対して 「行くっ…!!!」 って言った。 それから土曜日が待ち遠しくなった。
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