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…数分後…
「~~っ!!」
「くっ…ふう……っ…」
そろそろやばくないか。
彼女は顔を真っ赤にして悶えている。
今にも泣きそうだ。
俺のせいではないぞ、いやいや本当に。
ホントだって!いや実際にはするわけねーじゃんよ!
場のノリだよ。本気にしないでって!
俺じゃないからな!!ほら、痴漢されてるんだって。
いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいや、だからホントに俺じゃないって!!
頼むから。お願い!話進めるよ?
彼女のすぐ横、真面目そうな中年サラリーマン(中太り)がさっきから執拗に彼女のお尻を触っているのだ。
楓は怯えて、ただ我慢するばかり。
そして誰も気付いてない。
車内は狭く客と客は互いに揉み合ってるに近い状態だ、無理もない。
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