A.M0:00

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幼なじみとしてここはなんとかして助けなくては! 幼なじみの尻を触られていい気はしないもんだ。 そう俺は決意した、自分を棚に上げてなんだが。 あんのエロ爺!今に見てろ、変態は警察行きだぜ!自分を棚に上げてなんだが。 でもなかなか言いだせない。 なにせこの混み合いだ、 ここで俺が 「ちょっとあなた、彼女が嫌がっているじゃないですか!痴漢は止めて下さい!」 と言ったら? 「何を言ってるのかね?こんなに混み合ってるんだ。多少当たったりもしょうがない。誤解しないでくれたまえ!迷惑だ。」 と流され、はい終了!と赤っ恥をかくだけかもしれん。 というかそんなオチな気がする。 チキンな考え方だろうか。 …だがしかし! だがしかし!! ええい!! 男を魅せろ俺。 助けを求めている彼女がいるんだぞ!! 名誉挽回、汚名返上のチャンスじゃないか!! …… …… 覚悟は決めた。 俺は男の手を掴もうと手を伸ばした。
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