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俺のほっぺを指で差したまま
動かなくなった空くん
何を話しかけても動かない
「空くーん?そーらー」
「なんだよ、きこえてる」
…俺のマイハニーは結構
言動がビターである
ぱっと指を離すと
俺の肩に頭を預けてきた
「空くん、今日の夜
一緒にお食事でも…」
「ん…?おしょくじ?…やだ」
「え、え、拒否…?
この後、何か用事…?」
うわ、ショックだ…
俺仕事頑張れねえよ…
「しゅーくんち、いく
よるごはん、つくる…から」
前言撤回です。
俺、幸せでいっぱいです
「本当!?ありがとう!
じゃ、帰り際どっか寄る?」
「家…、なんもない?
ごはんたべてねぇの?」
「あぁー…、俺自炊とか
一切できないからさ、
ケータリングばっかだったわ」
「もう…やせるなよ?」
あぁ、俺のマイハニーは
どうしてこう可愛いんだ…
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