第一柱 海の日は遠い

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俺は、ついこの間まで警視庁捜査一課のエースだった。 そう、あの頃は、バリバリでウハウハの日々を送ってたんだ。 俺は、毎日、愛用のワルサーP99を片手に真っ先に現場に飛び込んだ。 常に危険と隣り合わせ、そんなスリルに、俺は酔いしれていた。 どんな馬鹿な真似も、平気でやれた。 命が惜しくなかったからじゃない。 栄光が俺を包んでいたからさ。 捜査一課のエース、その栄光が、俺の全てだった。 それが…………、
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