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すると、
2時間目開始のチャイムがなった。
『やっべ…』
俺は保健室を飛び出して
教室へと向かった。
俺が教室についたときにはもう
みんな座っていて、
俺はみんなの笑いのネタとなってしまった…。
「廉ダッセ(笑)どーせ彼女といちゃついてたんだろ???」
こいつは篠宮 健二(シノミヤ ケンジ)っていうんだけど、
俺は健二ではなくみやじって呼んでる。
入学したてのときに、
みやじって呼び間違えてから
なんだか馴染んじゃってずっとそのまま。
『…ちげーよ。さっき別れてきた』
みやじは驚いていた。
それは俺が別れたからではなく。
賭けに負けたからだ。
「くっそー!女たらしのお前も今回ばかりは本気かと思ってたのに!」
「俺の勝ちだ。女たらしはいつまでも女たらしなんだよっ」
ちなみに賭けに勝ったやつは
柊 瞬(ヒイラギ シュン)。
みやじと同じくらい大事な友達だ。
『お前らなぁ…女たらし女たらしってうっせーよ!』
俺だってたらしたくてたらしてる訳じゃねぇってのに…。
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