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真美ちゃんは目を見開いた。
震えた声でこういった。
「……なんで……知ってるの??」
舞原 蓮司。
そいつは俺の元親友。
縁を切ろうと言ったのは俺だから
きっとあいつの性分からして
相当俺を恨んでいると思う。
小学生の時に近所に引っ越してきて、
それから仲良くなった。
それが変わったのは
2年前の蓮司の誕生日の日。
あの日俺はびっくりさせてやろうと
小遣いで買った小さなケーキを持って
蓮司の家にいった。
こっそり玄関を開けて中に入ると
当時俺が付き合っていた彼女に
蓮司が馬乗りになっていた。
そこから大喧嘩して俺と蓮司は縁を切った。
彼女に問い詰めると
かなりまえから蓮司と浮気していた事がわかって破局。
これは俺が本気で女と付き合わない理由でもある。
こんな話をさらっとだけど
真美ちゃんに話した。
*・
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