9人が本棚に入れています
本棚に追加
真美ちゃんが余りにも
弱々しく泣いてるから、
真美ちゃんを抱き締めたくなった。
けど抱き締めようと伸ばした腕を止めた。
彼女の恐怖を増させてしまうだけだと感じたからだ。
「………ひっく…っ」
俺は真美ちゃんの頭をポンポンっとした。
こんなことしたの初めてだ。
いつもなら、抱き締めて
キスもしていただろうけど。
真美ちゃんは俺によってくる女達とは違うから。
『大丈夫?』
「……っうん…大丈夫」
大丈夫じゃねぇじゃん。
涙で制服の袖べちゃべちゃだし。
俺はたまたまポケットに入っていたティッシュを差し出した。
『……はい。ちょっとしかはいってないけど。』
*・
最初のコメントを投稿しよう!