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陽ちゃんに言われた通にダッシュで教室にむかった。
あと一分というところで、教室に飛び込んだ。
「はぁー間に合ったー」
「おい。じゃまなんだけど。」
「はぃ?」
低い声のするほうに顔をあげた。
そこには、ツンツン頭のいかにも最近系のイケメン…だとおもわれる男が立っていた。
「そこ、通りたいんだけど。」
「あっ、ごめんね。」
そういって移動した。その時にすこしだけ見た顔が真っ赤な林檎みたいだった。
「あっあの!」
自分でも、なんだかわからないけど彼を呼び止めてしまった。
「なっなんだよ。」
「あっえっと、ホームルーム始まりますけど…」
「べ…べつに関係ないだろ。」
「あっ、熱でもあるんですか?」
私がそういうとさらに耳まで真っ赤になっていた。
「ちげーよ。バーカ!」
そのまま彼は走り差っていった。
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