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「まずここに居るメンバーで確認したいんだけど、君たちはここのスーパーは始めて?」
それぞれ反応の仕方は違ったが、スレンダー美女と学ラン少年がこのスーパーが始めてだった。
「んーっと、このスーパーは県内で数店舗あるんだけど、地域スーパーって言うのかな?他県に行けばここのスーパーは無かったりするんだ。・・・もしかしたら他県から来たんじゃないかな?」
好青年の問に食ってかかるスレンダー美女。
「他県から来たも何も、気がついたらここに居たんだから私が知るはずないじゃない!」
そうか。と返し、好青年は学ラン少年に聞いた。
「君もそうなの?」
学ラン少年は少し黙った後、ボソっと言った。
「俺はここのスーパーは始めてだけど、このスーパーは知っているよ。」
学ラン少年の声はまだ少し高かった。
多分、まだ声変わりがしていないのだろう。
学ラン少年は、顔立ちは高校生だけどまだ中学生みたいだ。
「君、もしかして中学生?」
セーラー服少女の問に学ラン少年はムッとして睨んだ。
セーラー服少女はビクッと震えたが、学ラン少年に優しく微笑んだ。
「・・・・・・・」
「まぁ、これから一ヶ月間自分たちで買った品物で生活していくみたいだし、ここで会ったのも何かの縁ってことでお互い協力しないかい?」
好青年の提案に賛成。と声を上げ、挙手をしたのはセーラー服少女だけだった。私も一応賛成組に入りたかったけど、後の二人の態度にタイミングを失った。
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