スーパー

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スレンダー美女はあからさまに怪訝な態度をとり、学ラン少年はセーラー服少女に睨んだ時よりもさらに凄みをきかして睨んだ。 二人の怖い視線を見てビビるセーラー服少女。ピンと伸ばした腕が力なく下がる。 「ちょっとちょっと、どうしたの二人とも?!」 「だって、今知り合った見ず知らずで、何処の馬の骨かもわからない連中と協力なんてできないわ。」 スレンダー美女の答えに頷く学ラン少年。 「協力してほしかったら、まず自分から心を開いて自己紹介しなさいよ。」 うっ。と声が漏れた後、好青年は少し黙り「そうだね」と言って自己紹介を始めた。 「俺は・・・そうだな、“好青年”とでも呼んでもらおうか?どうせみんな本名を言いたくはないだろうから、アダ名で。23歳、プロのカメラマンを目指して師匠の元で弟子入り中だ。」 好青年は爽やかに答えた。「じゃあ次」と好青年はセーラー服少女にふった。 「えっと・・・じゃあ私も。セーラー服を着ているから“セーラー服少女”で。高校2年生、17歳。理数科です。趣味は編み物、最近はお母さんに教わって料理を教えてもらってます。」 セーラー服少女は少し気まずそうにおずおずとスレンダー美女へ手を伸ばした。 スレンダー美女は小さくため息をつくと「しょうがないわね」と呟き、自己紹介を始めた。 「私は“スレンダー美女”歳は20。大学院2年生で経済を専攻しているわ。父は政治家、母は大学病院で外科の女医よ。」 スレンダー美女の気品や気の強さ、立ち振舞いが自分たちと違う理由がわかった。 育った環境、経歴が一般人と違うからだ。 スレンダー美女は「これで気がすんだ?」とばかりに腕を組み、胸を張った。 残ったのは学ラン少年だ。 「俺は・・・“学ラン少年”。中学3年、14歳。」 以上。と付け足して私以外の全員が自己紹介を終わった。
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