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そして全員の自己紹介が終わったあと、これからの事に付いて話あった。
「店内放送で言っていましたよね?案内人を配置したって。」
周りが年上ばかりなので、丁寧な敬語を使って話始めたセーラー服少女。
「まずその人たちにこのゲームの詳細を教えてもらいませんか?
ほら、他の人も動き出したみたいですし。」
セーラー服少女に言われて周りを見ると、このフロアを移動して違うフロアに向かいだす人がいた。
どうやらこのフロアには案内人はいないらしい。
「そうと決まったらさっさと行きましょ。」
ハイヒールをコツコツと鳴らし、スレンダー美女は歩きだした。
「スレンダー美女さん、どこへ行くか決まっているの?」
「そんなの勘よ、勘!どうせ宛なんてないんだから。」
そう言ってスタスタと迷いなく歩き始めたスレンダー美女について行く私たち。
「そういえは、皆さんこの状況でよく取り乱したりしませんね・・・
私、どうして自分がここにいるのかわからなくて・・・こんな状況なのは自分だけなんじゃないか?ってすごく心細かったんですけど・・・。」
不安がるセーラー服少女に向かって、安心させるように優しく答える好青年。
「ああ。多分みんなこの状況がよくわかっていないからなんじゃないかな?特に何の説明もされず、ゲームをするからとりあえず買い物をした。みたいな。
脅かすつもりはないけど、何かあるとしたらこの先だと思うよ?」
「や、やめてくださいよ好青年さん。」
「・・・・・・」
そしてスレンダー美女のたどり着いた先はおもちゃ売り場だった。
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