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「真二、僕も君の意見に賛成だよ」
「俺もだ」
「もちろん!! 俺もだぜ!!」
「私も全国制覇を目指してみんなを必死にサポートするよ!!」
真二の言葉に同調する優太、達也、橙太、益美たち同級生組。
「へへへ!! 先輩たちがその気なら俺も!!」
「全く、本気で全国制覇なんて出来ると思っているなんて馬鹿熱血な先輩たちですね……まっ、付き合ってあげますけど」
緒川からは全くの不満を感じられぬ笑顔が見られ、武田は少し愚痴っていたがその表情はまんざらでもないようだ。
「ほっほっほ。みんな、良く言ったのう」
「佐川先生!!」
皆が全国制覇を目指す意志を固めた瞬間、どこからともなく現れた佐川。
「先生、一体いつからいらしたのですか?」
「君たちが光成君と試合を始めた頃からおったよ」
優太が尋ねると、光成との試合の時から居たと明かす佐川。
「え!? 全然気付かなかった……」
「それはわしがドアの隅っこで見ていたからじゃろ?」
橙太が驚く中、涼しい顔で答える佐川。
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