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ギュルルルル！
ヴゥオオオオオ!!
ホイールスピンを起こしながら二台が飛び出した!!
ｳｫｫｫｫｫﾝ!!ｳｫﾝ!!
｢ダークグレーのＧＣが先行だ!!｣
ギャラリーが騒ぎ立てている。
ＦＣは後ろから様子をうかがうように少し離れた所でくっついてきてた。
｢やるじゃねぇか。んー、ミッションはクロスで組んであるのか。加速がずば抜けてる。｣
ＦＣはアクセルを半抜きにマージンを保った状態だ。
｢…やっぱり本気出してないんだろうな…。ピッタリ離れないけど、いつでも抜けるぞって感じがビンビン伝わるよ。｣
薫はアクセル全開で限界ギリギリで攻めているつもりだが、そのFCはさっき上ってきた音と違いキンキンしない音を立てている…。
｢なかなかの速度だがまだセッティングは素人か。さてと次のコーナーだな…少しばかり脅かしてみるか。｣
するとコーナーよりまだ距離があるというのにＦＣが横滑りを始めた。
ｷｨｨｨｨｨ!!ｳｫﾝ!ｳｫﾝ!
｢な、なんだぁ！？いきなりパワードリフトかよ！？｣
突然横滑りを始めたＦＣに驚きを隠せず、同様してシフトダウンが遅れた！
ｸﾞﾗｯ…ｷｭｲｷｭｲ!!
四駆持ち前の安定性で体制を整えなんとかインベタでコーナーに突入。
｢四駆はアクセルオフでコーナリングはご法度なんだ…だからっ!!｣
ｸﾞｲｯ!!ﾌﾞｫｫﾝ!!ﾌﾞｧﾝﾌﾞｧﾝ!!
コーナーを加速しながらインのラインスレスレでコーナーをクリアする。
｢よーし!!ノッテきた！｣
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