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路肩に熱気を帯ながら寄せるGC。
「ふははは…なんだ…やっぱり負けるよな。」
ステアに頭を預け呆然とする。
前に停まるFCからヤツが出てきた。
ガチャッ…バムッ。
おもむろに胸ポケットからタバコを取り出し、火を付けた。
「フゥ…。ちっとルーキー相手にマジになっちまった。大人げないよな、俺…。」
何故かヤツもうなだれている。
するとヤツがGCに近づいて来てウィンドウをノックする。
ウィィン…ガタッ。
「悪かったな…あんまり楽しいバトルでは無かっただろ?」
何故か先程の頂上での態度とは打って変わり、弱気なヤツ。
ステアから少し顔を上げ…
「いえ…俺もまだまだでした…もっと強くなっていつか貴方のテールに食らいついて見せますよ!!」
「そうか…なら名前を聞いとかないとな。あ…俺は伊鞘 麗人(イザヤ レイト)だ。」
「お、俺は御堂 薫(ミドウ カオル)です。」
ふと何か考え込む麗人。
「ん…?御堂ってどっかで聞いた事あるな…。」
「…!!工場の名前だ!!」
呆気に取られた。
なんと麗人は家の常連だという。
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