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「そうか…じゃああのおやっさんが薫の父さんって所なのか?」
ジッーと見ながら不思議そうな顔をしている。
「あ、似てないとか思います?俺、母親似なんですよ。」
「そりゃそうだな(笑)あのおやっさん似だったらこんな美少年にはならんだろうしな。」
「俺親父嫌いなんですよ…車の事も勝手に弄ったりするし。」
「良いじゃないか?ただでチューンしてもらってるって考えればさ。」
「俺のFCなんかおやっさんがやけに気に入ってて何回梃入れしたか解らん位だよ。」
「親父、車の事になるとうるさくて…。すいません。」
「いやいや、逆に薫のおやっさん抜きじゃコイツはこんな速くはならなかったろうな…」
「とんでもないチューナーが居たもんだよ。最初弄ってもらって走った時なんかまるで違う車種に載った気分だったぜ。」
「そうなんですか?」
「ああ。おやっさんは凄腕所か神の腕の持ち主さ。」
「なんか不思議な感じです。」
「あんな親父こんなに喜ばれるような人だなんて思わなかったし…」
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