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凄いチューンドカー…まさにそれと当て嵌まる車が目の前に二台もいる。
どちらも俺のGCよりも20年程前の型なのに…中身は確実に化け物。
ただひたすらに見つめ、そんな事を考えてると大貴が声を掛けてきた。
「どーした?薫…そんなに真剣な顔すんの滅多にないよな。」
「ん?あー…俺の親父達が作り上げたこの愛車達は確かに速いよな。」
不思議そうに答える大貴。
「そりゃあな。初代モンスターを作り、乗りこなすあの親父さんが作るんだからな。」
「初代モンスター…黒のZ30…。」
彼らの親が全盛期の頃の走り屋達が乗っていた車は出て、180キロが限界だった。
それ以上になると剛性がついて行かなくなり、暴走したりあげくに吹き飛んだりしたという。
だが俺の親父はそんな中240キロを平然とたたき出したという。
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