3rdPride:古きものにあらず、鉄仮面VS白槍

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凄いチューンドカー…まさにそれと当て嵌まる車が目の前に二台もいる。 どちらも俺のGCよりも20年程前の型なのに…中身は確実に化け物。 ただひたすらに見つめ、そんな事を考えてると大貴が声を掛けてきた。 「どーした?薫…そんなに真剣な顔すんの滅多にないよな。」 「ん?あー…俺の親父達が作り上げたこの愛車達は確かに速いよな。」 不思議そうに答える大貴。 「そりゃあな。初代モンスターを作り、乗りこなすあの親父さんが作るんだからな。」 「初代モンスター…黒のZ30…。」 彼らの親が全盛期の頃の走り屋達が乗っていた車は出て、180キロが限界だった。 それ以上になると剛性がついて行かなくなり、暴走したりあげくに吹き飛んだりしたという。 だが俺の親父はそんな中240キロを平然とたたき出したという。
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