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三台がスタートライン前に並ぶ。
ウィィン…
「おい冬凪!!」
鉄斉さんが大貴をよんだ。
「は、はい!!」
「ここのコースは序盤と中間でかなり表情が変わる。坊ちゃ…いや薫さんは何度も走ってるから分かるが…」
「特に中間のストレートはスピードが乗りすぎると次のクランクでバンカー突っ込んでアライメント全般がオシャカだ。気をつけろよ?」
「はい!!」
今にも敬礼しそうな勢いの返事だ。
「さてと…カウントは任せて良いですか?蓮さん。」
「ん?おう、いいぜ。」
大きく手を挙げ、コールが始まる。
「3!!」
ウォォン!!ブゥオン!!
「2!!」
ズゥオン!!ズゥオン!!
「1!!」
「ゴー!!」
コールと共にアクセルを全開に!!
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