秋の・・・

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ほんの何秒のはずだった。亜弥が下を向いている時間は・・・。 窓の外を行き交う人は家に向かって急ぎ足だ。 もう季節も秋・・・なんとなく人恋しい季節ではある。 ガタッ 「ごめんね久遠くん。1人で舞い上がっちゃった」 そう言い残すと、亜弥はこの前同様スカートの裾を翻して帰っていった。 ・・・引き留めることも、言葉をかけることもできなかった。 なんなんだ?オレの常識ある行動がなぜ否定されるんだ。 なぜ信じてくれないの?って言ってたけど、なんのことだ? もう・・・わけわからん。 とりあえずカレー食べよ。
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