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『わかりました。では、打ち込み稽古も見学していきます。』
どんな稽古が行われるのか、実際興味もあるし。
「ええ、是非そうして下さい。立花さんには、素振り、形稽古、そして打ち込み稽古と進んでもらいますから。」
『形稽古ですか。それは面白そうですね。』
「あはは。やっぱり変わってますね。皆、形稽古は嫌うのに。」
死んだふり三人衆は古参の手によって、防具を付けられていく。
『はい。きっと私は形稽古を好きになるはずです。』
安全そうだから。
「いい心がけです。基本が身に付いていなければ、一流の剣士にはなれませんからね。」
沖田はそんな立花を満足そうに見つめる。
「沖田さん、用意が出来ました。」
古参の隊士が馬詰を連れてきた。
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