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(あ、この人は本当にドジだ)
だが、
そう思った時には既に遅く、
ゴチン
と痛々しい音をたてて少年と少女の頭が激突し
缶コーヒーとは比べ物にならない衝撃がはしる。
「はわわわ、すみません、すみません。私ってば本当に……ってあああ、しっかりしてくださぁあああい」
余りの衝撃に少年はぐったりとして気絶していた。
それでも、
少女が平然としている辺り、
どうやら少女は石頭の様だった。
少年が目を覚ますと、
頭に柔らかい感触があった。
目を覚ましたばかりで、
視界がぼやけていて事態を把握出来ないが、
少年の中で1つだけはっきりしている事があった。
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