193独立部隊

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(あ、この人は本当にドジだ) だが、 そう思った時には既に遅く、 ゴチン と痛々しい音をたてて少年と少女の頭が激突し 缶コーヒーとは比べ物にならない衝撃がはしる。 「はわわわ、すみません、すみません。私ってば本当に……ってあああ、しっかりしてくださぁあああい」 余りの衝撃に少年はぐったりとして気絶していた。 それでも、 少女が平然としている辺り、 どうやら少女は石頭の様だった。 少年が目を覚ますと、 頭に柔らかい感触があった。 目を覚ましたばかりで、 視界がぼやけていて事態を把握出来ないが、 少年の中で1つだけはっきりしている事があった。
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