193独立部隊

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(膝枕されてるな…………って膝枕だと) その衝撃的な事態に気がつき、 慌てて跳ね起きる。 「あ、目が覚めましたかぁ~」 すると、 先ほどの少女が微笑ましい笑みを浮かべて少年を見ていた。 「さっきは本当にすみませんでした。頭、腫れてしまった様で……。だ、大丈夫ですか」 そう言われて、 少年はまだ膝枕の感触が残っている自分の頭に触る。 (缶コーヒーのは大した事ないみたいだけど……頭突きの方はかなり腫れてるな) 「まぁでも、これくらいなら問題ないよ」 「本当ですか。よかったぁ~。一時はどうなる事かと……。でも、本当に大丈夫なんですよね」 「うん。あ、あんまり気にしなくていいよ。」
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