193独立部隊

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数年前、 少年が小学生、中学生だった頃はまだ自衛隊は、 日本を守る為の実力であり、 戦力ではなかった。 それは意味としては余り違いがない様な気がするが、 政治家が誤って自衛隊を『戦力』なんて言った日には、 マスコミに寄ってたかって叩かれ、 他の政治家や国民には非難され、 その政治家の政治生命を危うくする程の違いであった。 それでも外国からは自衛隊は軍隊と認識されてはいたが……。 けれどそれが、 戦争に負け、 戦争の悲惨さを知った、 日本の反省の結果であった。 だが、 それも2010年に変わってしまった。 今の日本を引っ張っている、 若き日本の首相、 伴条【ばんじょう】総理大臣が根本からそれを覆してしまった。
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