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伴条は今の政治を、
国会を批判し、
自らが目指す日本について演説した。
それによって、
国民の支持を得た伴条は自ら政党を立ち上げ、
その政党をあっという間に与党にまで押し上げ、
総理大臣になってしまった。
そして、
伴条総理は日本の抱える問題に積極的に取り組み、
次々に解決していった。
その実績によって、
未だにその人気は下がる気配を見せないどころか、
その支持率は右肩上がりである。
その政策の一環として、
憲法第9条を中心に憲法を改正し、
自衛隊を軍隊として認めたのだった。
そう、
日本は平和主義を捨てたのだ。
それが今この少年が生きる日本なのだった。
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