プロローグ

2/3
140人が本棚に入れています
本棚に追加
/313ページ
アメリカは年々軍事費を削減し、 アメリカの世界への影響力は薄れていた。 アメリカはもう『世界の警察』では居られなくなったのだ。 それをいいことに中国は傍若無人な振る舞いをする。 だが、 アメリカにそれを抑える力は無い。 そして、 中国が暴走した初めての事件として、 2010年にある事件が起こった。 尖閣諸島近海を航行中の日本の漁船を中国軍が警告も無しに撃沈。 乗員全員が死亡。 世界で大問題になるが、 日本政府の謝罪要求などを中国は拒絶。 その上、 領海侵犯だと主張し、 強大な軍事力をちらつかせた為、 日本政府は沈黙。 中国との戦争を恐れアメリカやEU諸国もそれ以上追及できなかった。 同年、 現政府の弱腰外交を痛烈に批判した伴条 聡が総理大臣になる。
/313ページ

最初のコメントを投稿しよう!