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アメリカは年々軍事費を削減し、
アメリカの世界への影響力は薄れていた。
アメリカはもう『世界の警察』では居られなくなったのだ。
それをいいことに中国は傍若無人な振る舞いをする。
だが、
アメリカにそれを抑える力は無い。
そして、
中国が暴走した初めての事件として、
2010年にある事件が起こった。
尖閣諸島近海を航行中の日本の漁船を中国軍が警告も無しに撃沈。
乗員全員が死亡。
世界で大問題になるが、
日本政府の謝罪要求などを中国は拒絶。
その上、
領海侵犯だと主張し、
強大な軍事力をちらつかせた為、
日本政府は沈黙。
中国との戦争を恐れアメリカやEU諸国もそれ以上追及できなかった。
同年、
現政府の弱腰外交を痛烈に批判した伴条 聡が総理大臣になる。
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