585人が本棚に入れています
本棚に追加
「……あ、勘違いしないでね? 別にあの場にいたのは偶然だから。私は買い物に行ってただけ」
ストーカーではなかったようです。
「ちょうど昼時だったから、屋上でご飯を食べてたのよ」
僕が不信感を剥き出しにして黙っていると、天草は溜め息をついてから笑うのをやめ、横を向いて僕から視線を外したようだった。(逆光でよく分からないのだ)
「……別に誰かに言おうとか思ってる訳じゃないわよ。そんなキャラじゃないし。気を悪くしたなら謝るわ」
別にドSな訳でもないようだ。
そして何気にキャラ作っていた事を自白した。
……いや、今の君を見たなら誰でも分かるけどね。
「……じゃあ何故?」
「ただの興味よ」
最初のコメントを投稿しよう!