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やっぱり
時々思い出してしまう
あの公園で握り締めた
手と手 温もり
「何度も行ったよね?」
「覚えてる?」
「僕は、はっきりと覚えてるよ」
無くしたものが
多過ぎるけど
出逢わなければ
良かったなんて
冗談でも言いたくないし
この思いをずっと忘れはしない
改札前で君が言った、「またね」の言葉、今はもう聞くことができないんだよ。怒ってばかりな君だったけど、それさえも、なぜか、今愛しく感じて。
同じ時、同じ思いを抱きながら、キスしながら、僕らは愛し合ったんだよ。好きだよ、好きだって、笑って言い合えてたことが、悲しみの一瞬を感じさせるから。
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