プロローグ

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「私はもうすぐ消えてしまいます。あなたと一生分の恋ができました。ありがとう。」 そう言って雪は、最後に、窓にキスをした。 消えてしまった雪を見つめて、窓はただ泣いた。 大きな涙の粒を顔いっぱいに流し、涙が枯れるまで静かに、泣いた。
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