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「ここが俺のお勧めのカフェ」
「へぇ～っ」
蓮さんが案内してくれたお店は
お洒落で、落ち着いた雰囲気の
喫茶店だった。
「いらっしゃいませ、ご注文は何になさいますか？」
「俺はホットコーヒーで」
「あ・・・じゃあ・・・」
（やばい、私の住んでいた
ところにはカフェなんて
なかったから、何頼んだら
いいのかわかんないよ）
「お勧めはね、キャラメルマキアート。すごく美味しいよ」
「あっじゃあ、それで」
「かしこまりました。お持ちするまで少々お待ちください」
どこまでも気の利く人だ。
私はなんだか恥ずかしくなってしまった
「ここ、初めて？」
「はい・・・！でも、すごくいい雰囲気のお店ですね」
「でしょ、気に入ってもらえて良かった」
蓮さんのさりげない気づかいや
店内の落ち着いた雰囲気の
おかげで、私の心も少し
冷静さを取り戻してきた。
でも、さっきからなんだろな
なんだか、蓮さんは私のことを物珍しそうな目で見ている気がする。
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