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街――。
俺は制服姿の生徒もちらほらと見られる、街のメインストリートにいた。
まあ、この道で東の方にに進めばすぐ学校なんだから、ここにいるのは当たり前なのだが。
メインストリートから離れ、お惣菜のにおいがする道に入った。ここに食品を売る店はだいたいそろっている。
適当なお店に入って、米や肉など、あとこれからよく使うであろう食材や調味料をかごに入れていった。
それを買って外に出ると、なんだか騒がしかった。
「どうかしたんですか?」
近くにいたおじさんに事情を聞いてみた。
「あぁ、学園の生徒さんかい?魔物だよ。学園から逃げ出したみたいなんだ」
「えっ!?」
「たまにあるんだよ。知らないってことは、今日入学した子か」
「教えてくれてありがとうございます。場所は?」
おじさんは北東の方を指して、あっちと言いかけ、やめた。
「ちょっと待て、中級だよ?」
「大丈夫です!」
走りながらそう言って、魔物の気配を探った。
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